今日の朝日新聞で気になったのは「君の名は。」 映画の話ではない。
朝日新聞の<耕論>の中の記事は
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現在の子どもたちの名前、漢字はわかるが、どう読めばいいか不明なものを「キラキラネーム」というらしい。教師泣かせの名前である。
私の教え子にも名前を付けるのに凝った人がいて「心」と付けた。本人はインターハイ選手だったが、まもなく還暦を迎える。その子もインターハイ選手になり、世界選手権にも出場した。私はその子どもの名前を読めない。漢字は単なる符号に過ぎなくなってしまっている。これは単に人名の問題ではなく、日本文化の破壊だと感じている。

昔、自分の子どもに「悪魔」と名付けて役場に届け出、それを役場が受理しなかったことがあり、話題になった。名前の付け方は今はどうなっているのだろうか。

 同じ紙面の左側に
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それぞれの年代の名前のランク表が出ている。義母が生まれた年は大正元年。名前は千代。家内が生まれた年は昭和20年。それぞれ時代がわかる名前だ。

「悪魔」と名付けて届け出た問題はウィキペディアによると

悪魔ちゃん命名騒動(あくまちゃんめいめいそうどう)とは、実子に「悪魔」と命名しようとし、その命名を不適切であるとして行政が受理を拒否したことによる騒動である。

概要

1993年8月11日東京都昭島市役所に「悪魔」と命名した男児の出生届が出された[1]。「悪」も「魔」も常用漢字の範囲であることから受付されたが、市が法務省民事局に本件の受理の可否に付き照会したところ、子供福祉を害する可能性があるとして、親権濫用を理由に不受理となった[2]。届出者(当時30歳)は、東京家裁八王子支部に不服申し立てを行い市役所と争った結果、家裁は「命名権の乱用で戸籍法違反であるが、手続き論的立場から受理を認める(つまり結果としては親側の勝訴)」との判断を下したが[3]、市側は東京高裁に即時抗告した[4]

その後両親は、男児が悪魔との名前に反応していることを理由に、他の漢字を用いて再度「あくま」の名で届け出ようとしたが、市役所はこれも不受理とした。届出者は類似した音の名前を届け出て、これが受理された[5]。両親は不服申立を取り下げ、市側もこれに同意したことから、即時抗告審は未決のまま終局となった[6]。本件は、当初届け出ようとした名前の特異性から話題になり、マスメディアにより大きく報道された。また届出者である両親は、マスメディアに出演して正当性をアピールしていた[7]。この騒動を経て名付けた父親とその乳児は時の人となり、「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」・「進め!電波少年」などに出演した。

なお当男児の父親は、この騒動から3年後の1996年7月に覚せい剤取締法違反で逮捕され[8]、2014年10月にも覚せい剤取締法違反と窃盗の容疑で再び逮捕されている[9]