先日、千葉県に住む友人から
ユーチューブで能代を検索すると「ねぶ流し」という語が何度も出てくる。我々の頃は「ねぶり流し」と呼んでいたのでは?
という意見があった。そのことが気になっていたので、昨年の昨日(12月28)にお亡くなりになった古内龍夫氏が編集委員長を務めた『能代市史 特別編 民俗』を開いてみた。

その542ページ「四、七夕と盆」の中に、
「今日では役七夕と言うが、近世は眠り流しで、一般にはこれをねぶ流しと呼んできたのであった。いつから役七夕と言い出したのかは定かでない。」
と書かれている。
P542
私の家では父は当番町の時には七夕に出ていたが、私は単に「七夕」とか「役七夕」と言っていたので、「役七夕」「大若」「加勢」以外の呼び名は知らなかった。