民生委員全国大会の2日目に「テーマ別研修Ⅵ」に参加した。ここは<小規模発表集会>で、134本の発表があった。それに対してひとりが聞くことの出来る発表は僅か5本。この資料集だけで300ページあり、読み切れない。その中から、たまたま私が参加した救急医療情報キットの取り組みについて紹介する。
まず資料の紹介。1ページ目。
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2ページ目
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当日会場での発表の様子(発表会場 ガラス棟503会議室 30名も入れば満室となる会場だが、終わったときに見たら回りにたくさんの人が立って聞いていた)
甲賀市信楽町民生児童委員協議会では平成19年度から取り組みを開始しているという。そして「命のバトン」と名付けた「救急医療情報キット」の配布を始めたのが平成22年1月だという。

<発表用ホワイトボード>
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救急医療情報キッドの実物紹介
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同じような情報キッドは能代市でも作成・配布しているがキメの細かさが違う。
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当初は「命のバトン」を冷蔵庫の中に保管する方法をとっていたが、現在ではマグネットホルダーで冷蔵庫の外側に磁石で貼り付ける方法となっている。(女性が持っている写真のピンク色の部分がホルダー)そのホルダーは100円ショップの品物を製造している会社に依頼して作成、一個70円ほどだという。
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今回の発表のポイントは、
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救急医療情報キット内の「情報の更新」
キット内には「救急情報用紙」を入れておき、<かかりつけ病院><服用している薬><健康の状況・血液型><障がいの有無><もしもの時の近隣や親族の連絡先><その他必要に応じて薬の説明書など>が入っているが、発表者は「定期的に情報を更新することが重要」と力説していた。
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我が家も高齢者2人暮らしなので、「救急医療情報キット」を冷蔵庫に入れているが、入れっぱなしで一度も内容を書き直したことがない。
信楽町民児協では、年によって「救急情報用紙」の色を変えており、訪問した民生委員が支援して情報を更新するようにしている。
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更に、今後の課題を述べていた
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是非とも信楽町民生委員・児童委員協議会の「命のバトン」ホームページをご覧いただきたい。