2020年は将来「歴史の転換点」と言われる年になると思う。それは豪華クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号での感染爆発ではなく、4年に1度しかこない2月29日の出来事だった。
地元新聞の一面はこうだった。
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「新しい日常」という言葉が使われはじめた日が、いつだったかは不明だが、能代ではこの日、2月29日が始まりだった。
 秋田県で初めて感染者が確認されたのは3月6日、この日はクルーズ船の乗客だった人と北海道から来た小学生。クルーズ船で陽性と診断された人は、その後の検査で2回陰性と判断されてから秋田県に戻ってきたはずだが、秋田県に戻ってからまた陽性になったので、発表されるデータには秋田県には必ず(のべ◯◯名)と「延べ」が付く。例えば次の写真(1月30日)
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 県内での発生は3月27日、能代保健所管内では県内28番目の感染者と確認された8月7日だった。
 能代市の小中高は3月2日から全て臨時休校になった。これは命令ではなく、新聞の左端に書いているとおり、「政府のイベント自粛、休校要請」によるたものだった。
「要請」に従うかどうかを決めるのは「自治体」。この「休校要請」に1度は従ったものの3日後に撤回し、3月の行事を行った町があったことを昨夜のテレビ番組で知った。感染者が1人もいなかった栃木県茂木町だった。小中学校の卒業式をやっていた。